相手のことを考えるのが億劫ってダメなこと?|優しさに疲れたあなたへ届けたい話
「もう、相手のことを考えるのがしんどい…」
そんなふうに感じること、ありませんか?
家族のこと、職場の人間関係、友人とのやりとり──。
「ちゃんと気を使わなきゃ」「相手の立場に立たなきゃ」と思えば思うほど、
ふとした瞬間に心がどっと疲れてしまう。
そしてそのたびに、
「私って冷たいのかな…」
「もっと相手を思いやれたらよかったのに」
と、自分を責めてしまう人も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと立ち止まってみてください。
優しさに“疲れる”という感覚
本当は優しくしたい。
本当は寄り添いたい。
でも、それを続けていくうちに、
どこかで「もうムリ」と感じてしまった。
それは、心が枯れているからではありません。
それだけ、今までずっと優しさを使ってきたからなんです。
優しさを“使いすぎた”人の脳の反応
脳には、「これ以上は危険」と判断すると、
疲れることを避けようとする性質があります。
相手のことを考えるのは、
実は想像以上にエネルギーを使います。
だから、過去に「無理して気を使いすぎた」「頑張って寄り添いすぎた」経験があると、
脳はこう判断します
「また自分が我慢することになるかもしれない」
「それなら関わらない方が安全だ」
結果として、
「相手のことを考えるのが億劫」「めんどくさい」「考えたくない」
という反応が出るようになるのです。
億劫なのは、あなたの“優しさ”を守るための反応だった
これ、すごく大事なポイントです。
相手を思いやれない=優しくない人
ではないんです。
億劫に感じる=これ以上すり減らないようにする“防衛反応
だったんです。
今まで本当によくがんばってきたから、
脳も心も「もうちょっと休ませて」とサインを出しているだけなんです。
では、どうしたらまた“人に優しくなれる”の?
答えはシンプルです。
「自分に優しくなること」です。
誰よりもまず、自分の声を聴いてあげる。
「今日はしんどい」
「人のことなんて考えたくない」
「ただ、ひとりでいたい」
そんな気持ちを無視せず、認めてあげること。
それができるようになると、不思議と心にスペースが生まれて、
自然と「誰かにやさしくしたいな」と思える日が戻ってきます。
優しさは、いつでも“選べるもの”
寄り添うことや、思いやることは、義務ではありません。
「自分に余裕があるときにだけ、少し渡せるもの」
そう思ってみると、ずいぶん楽になります。
この記事を読んでくれたあなたが、
「私、疲れてたんだな」と少しでも気づいてくれたなら、
それだけで心が軽くなる一歩になると思います。
どうか、今日だけは“自分を最優先”に過ごしてみてくださいね。
続編では、脳の仕組みや感情の奥にある気持ちについて、
さらに深く見つめていきたいと思います。
→ 続く(記事②へ)
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