2025.09.06 2025.09.16

夫婦関係を改善するカギは“役割の理解と感謝”

miyukokoro

夫婦関係で「どうしてこんなにすれ違うのだろう」と悩んだことはありませんか？
特に子育て期は役割が偏りやすく、感謝を伝えそびれることで関係がぎくしゃくしてしまうこともあります。
けれど実は――「役割を理解すること」と「感謝を伝えること」が、夫婦の絆を深める大切なカギなのです。

子育て期はどうしても役割が偏る

夫婦の関係は、人生のステージごとに大きく変わります。
独身の頃は自分の生活に集中できますが、結婚し子どもが生まれると、自然と「役割分担」が生まれていきます。

特に子どもが小さい時期は、どうしても母親が育児の中心になり、父親が外で働いて支えるという構図になりやすいものです。
私自身も、子どもが小さかった頃は夫の収入に生活を支えられていました。
「もっと自立しなきゃ」と焦る気持ちがある一方で、その支えを“当然”のこととして受け取ってしまっていたのです。

けれど、振り返るとそれは“当たり前”ではなく“ありがたいこと”でした。
その気づきが、夫への見方を大きく変えるきっかけになりました。

夫婦関係の中で、感謝を言葉にしないとどうなるでしょうか。
「私ばっかり大変」「どうしてわかってくれないの？」という不満が募り、やがて相手への苛立ちに変わります。

実際、私は長い間「夫は私を理解してくれない」と思い込んでいました。
けれどよく考えると、ただ私が「ありがとう」を伝えていなかっただけだったのです。

支えられていることを認めず、「自分が犠牲になっている」と感じていたから、関係は冷えていきました。
感謝を伝えない関係は、気づかぬうちに孤独感や距離を生んでしまうのだと実感しました。

そこから私は、小さな実践を始めました。

ほんの一言を、意識して伝えるようにしたのです。
すると不思議なことに、夫の態度も自然と柔らかくなっていきました。
同時に、私自身も「支えられている」と安心を感じられるようになったのです。

感謝を言葉にすることで、相手に変化が起きるだけでなく、自分の気持ちも変わります。
「犠牲になっている」と思っていた心が、「一緒に生きている」という感覚に変わっていくのです。

夫婦関係で大切なのは、ただ感謝を伝えるだけではありません。
「相手はこの時期、こういう役割を担ってくれている」という理解を持つことです。

例えば、子育て中は夫が外で働き続ける役割を担い、妻は育児や家事に集中することが多い。
どちらも欠けては成り立たない、大切な役割です。

相手の役割を理解し、そこに感謝を添える。
それだけで「私ばかりが頑張っている」という思い込みは和らぎ、お互いが「支え合っている」という感覚を取り戻すことができます。

「夫に支えられるばかりではなく、自分も自立しなくては」と焦る気持ちは、誰しも抱くものです。
けれど自立とは「相手を頼らないこと」ではありません。

本当の自立とは、相手を必要とするときには素直に支えを受け入れ、同時に自分も相手を支えられる関係を築くことです。

支えられることを感謝し、支えることを喜べる。
そんなバランスの中に、夫婦関係の安心感は育まれていきます。

子育て期はどうしても夫婦の役割が偏り、感謝が伝わらずにすれ違いが起きやすい時期です。
けれど「役割を理解すること」と「感謝を伝えること」があれば、夫婦の関係は驚くほど温かさを取り戻します。

小さな「ありがとう」を重ねていくことが、夫婦関係を深める第一歩です。
今日から、たった一言でも、感謝を伝えてみませんか？

心結では、夫婦関係や家族の中で「どうしてもすれ違ってしまう」「感謝を伝えたいけど素直になれない」という方に向けて、自己理解を深めるセッションを行っています。
感謝を伝える力を取り戻し、自分らしい生き方を見つけたい方は、ぜひお話ししましょう。

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