2025.06.28 2025.08.04

「インナーチャイルドが癒されないまま大人になった私」──そのサインと向き合う方法

miyukokoro

こんな違和感、感じたことはありませんか？

こうした感情の背景には、“インナーチャイルド”の傷が関係していることがあります。

インナーチャイルドとは？

親や周りの大人たち、全ての人間関係中で、ある出来事かきっかけで傷ついたり、感情を抑えたりしてできた「自分の内側にいる（内なる）子ども」をそのままにして
大人になった時

目のまえの出来事だけでなく、内なる子どもの影響が、私たちの言動や人間関係、感情のパターンに強く影響を与えています。

私はずっと、「感情がよくわからない人」でした。

怒ってるのか、悲しいのか、不安なのか…
心の中で何かがうずいていても、言葉にできなかったんです。
言葉にする必要がないほど、目のまえの問題を解決することだけ意識していて、自分の感情や想いになんてに向き合わずに生きていたんです。

私はあるとき、我が子とのかかわりの中で、
「このままでいいのかな」と不安が膨らみ、
思い切ってカウンセリングを受ける決断をしました。

カウンセリングの中で
カウンセラーの方に言われたのは、

「今感じているのは、“怖い”という感情ではないですか？」
カウンセラーのその問いに、私は言葉が出ませんでした。

怖い？どんな気持ち？
私の中には、“怖い”という感情を感じないようにしてきた、ちいさな私＝インナーチャイルドがいたのだと、後から気づきました。

たしかにあのときの私の身体は、強張っていた。
胸のあたりがキュッと締めつけられて、涙が出そうだった。

そのとき初めて、自分の中にずっと封じ込めていた感情に、光が差した気がしたのです。

癒されていないインナーチャイルドは、
今の人間関係や感情の反応に、こんな形で現れてきます

これらはすべて、【幼いころに“自分を守るために覚えた反応”*】かもしれません。

「インナーチャイルドを癒す」と聞くと、
何か特別なことをしなければいけないと思われがちですが、
大切なのはたった一つ。

自分の感情に、正直になってあげること。

「今、悲しいな」
「ほんとは、寂しかった」
「助けてって言いたかった」
そんな言葉を、自分の内側にいる“ちいさな私”に向けてかけてあげる。

誰かにわかってもらえなくても、
まずは自分が自分の味方になること。

これが、癒しのはじまりです。

感情を感じることができるようになってきた今、
私は以前よりずっと「自分がどうしたいか」がわかるようになりました。

たとえば、
誰かに頼ることもできるようになったし、
怒ってもいい、悲しんでもいいと許せるようにもなりました。

完璧じゃなくてもいい。
ちゃんとじゃなくてもいい。

インナーチャイルドに出会ってから、私はやっと「本当の自分」とつながり始めた気がしています。

インナーチャイルドとは、過去の“あなた”の一部です。
その子を無視したまま大人になってしまうと、
心の奥でずっと「気づいて」と叫び続けているかもしれません。

でも大丈夫。
あなたがその声に気づいた瞬間から、
癒しは静かに、でも確実に始まります。

“自分に優しくなること”が、
“生きることを楽にする鍵”だと、私は今、心から感じています。

あなたの中にも、
寂しさや不安をずっとひとりで抱えてきた「ちいさなあなた（インナーチャイルド）」がいるかもしれません。

その子の声に耳を傾けたとき、人は本当の意味で自由になれる。
自分を大切にし始めたとき、心はゆっくりとほぐれていきます。

ひとりひとりが、自分の感情にやさしく寄り添えるようになったら——
きっと、家族も、社会も、もっとやさしく変わっていけると私は信じています。

私は「共感」と「安心」がめぐる場所、
心がほどけていくコミュニティを育てていきたいと思っています。
それが私の願いであり、「心結（ここゆい）」のミッションです。

🌿あなたも、まずは「話してみる」ことから始めてみませんか？
今、あなたの心の中にあること、
よかったら、聴かせてくださいね。

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